GWやら企画やらでナイス心意気たい。・「毎週更新」と謳ってスタートし、順調に
「毎週」から「ほぼ毎週」「だいたい毎週」「やや毎週」「たまに毎週」 というような完全マイペース制に移行しつつある当コラムですが、 今回の更新で9回目となりました。 どうもありがとうございます。 さて、GW、ゴールデンウィークということでしたが、 いかがお過ごしでしょうか。 はい、僕はというと、 荒川洋治さんという詩人の方の本を買ってですね、 それを読んだりしていたところなので、 その影響下でなにか言いたいことも出てきそうかな、 などと思っておりましたが、 目下のところ心配事はラグーナとの共同企画のことであります。 はたして。大丈夫だろうか。 まあ、たぶん、大丈夫だろう、ということにしたいので、 企画タイトルは 「ま、それでいんじゃね会」 ということに相成りました。 つまるところ、それでいいのだ、です。 よろしくお願い致します。 6.6(sat)@下北沢Laguna 沼田謙二朗&Laguna presents <ま、それでいんじゃね会> 沼田謙二朗 You Lay Orchestra ジブンジカン 伊藤陵太郎(ex,死ぬまで生きるもんズ) ・GWは、めでたい。 ただ単に、休みだから。 でも、なんとなしに、 夕食どきに部屋の灯りを豆電球だけにしてですね、 くらーく食べていると、 震災の、節電してるときのかんじを思い出したりしました。 そんでさらに、矢野顕子さんのですね、 『はじめてのやのあきこ』というアルバムがあるんですが、 これが震災のときにいちばん聞いたアルバムなんですが、 それを流したりして、 なんだか感傷的な気分にね、浸ってしまいました。 「ごはんができたよ」という曲が特に、 くりかえし聞いた曲なんですが、 矢野さんとYUKIさん(デュエットで歌ってます) の歌が、当時なかなかそう捉えて聞かなかったんですが、 とても力強くて、 この力強さは、それは元気をもらえるだろうな、 といまごろに聞いてわかりました。 2人の歌と、ピアノだけの演奏で、 この「生」の、足されても引かれてもいない音が、 なにか人を元気にさせる。 そういうものを音楽がもっている。 これにいろんな楽器や音が入って、 アレンジされ埋められてしまったら、 この「元気さ」のいきおいというのは、 なくなってしまうんじゃないかな、 なんて風にも、思いました。 ・音楽は無用の長物で、 ふとそう思ったけれど、 かたわらにいる人を笑顔にできたら、 それでもうサイコー。 と、まあ、いまそんなことを「ふと」思う。 でもそんなことを「ふと」思えるまでにも、 様々な段階というか、 他にいろんなことを思ってきて、 結果的にいま、 「それでサイコー」 なんて脳天気な雰囲気で思えたりしているのだ。 大事なのは、それは、「いま」も大事だけど、 その「いま」に至る、昔の「いま」、 つまり「過去」というのも、 大事だったはずなわけで、 だからこそ「未来」というのも、 つまり先の「いま」も、 おんなじふうに大事だと。 いつでも大事で、 延長線上に、自分が生きている。 いつでも大事で、 やることは山のようにある。 だから、イヤですね。 やることがたくさんあるっていうのも、 重荷ですね。 でもでも、それが、やりがいですね、と。 たのしみですね、と、 そう前向きになれるときもありますね。 そんなかんじで常に、延長線上でね、 どっちにどう転ぶかわからない。 ジタバタしたってしょうがないかもしれない、 だから、「いま」をしっかり踏みしめるような、 そんな心意気が、 ナイス心意気。 |