震災の後で
震災の後で普通の人以下の 生活に僕は戻っていた
ただ生きているだけの罪悪感が消えると共に 理想も責務も消え果ててていた
努力して追い込んで頑張って「死んだ人の分まで生ききるんだぞ」と
思っていたけどほんとは自分を高く見積もろうとしてただけだったのかもなぁ
自分の後ろめたさがこの非常時にフロー状態になり それが心を開放的にさせたんだ
だから震災が好きなんだ あの時の自分 それが自分にとっての「理想の自分」で
一瞬だったとしてもでもほんとうに願いを込めて生きられた気がした
あの感覚あの感覚 あの感覚に追いすがっていまでもこんな歌をつくってしまう
こんなつくりものの歌に何ができるんだ だけど僕は負けたくないって思ってた
今見てる観客になんかじゃない 僕より頑張ってる あいつにでもない 僕は
震災に負けたくないって思ってたんだ 負けない歌をつくるんだって思ってたんだ
そう思いながらそう思おうとしてしまうことにごめんなさいって思おうとしていた僕は
自分がただのクソ野郎だってことを 認めて終わりにしたくないんだ
テレビの映像観て流れてた 冷たそうな津波に僕ものまれてみた
海水は重く黒く光のない闇の世界で 手をのばしても誰もいないひとりぼっちだった
そうか僕もひとりぼっちだから一緒だね わかるよ気持ちがわかりやしねーよ
どうでもいいからはやく死ねよ お前の歌なんか知らねーよ
だまってそんなこと思ってんじゃねーよ こっちは体がねーんだよ
お前のくだらねえパフォーマンスで誰も騙されやしねえよ 周りの人間全部お前が
自慰するための道具じゃねえんだよ 言い訳じみた祈りささげて気安い書物を読んでテメエは
向こうでヘラヘラ笑ってんじゃねえかよ ミエミエなんだよいいから早く死ねバカヤロウ
灰色になった 部屋の風景は
ツクリモノ達の 死体の色だった
僕もそこに体を並べて 横になってたら
風景から問われたんだ
「あなたは一体これから先 どうするのか?」と
自分の醜さを抱えながら僕は 地団太しながら探している
ほんとうに祈るべきは何なのか 地団太しながら探している
たぶん現実はみっともない だけど理想はとても高い
だけど現実はしょーもない だけど理想は無限に高い
だけど現実はとっても低いとっても低い 無限に低い限りなく低い
だけど理想はきれいな星空
レストランでいつもと違うような 人への応対ができるような気がした
見知らぬ人にも自然に親切にしてもいいような そんな気がした
僕は不安になるようなことも そのときは強さをもてたような気がした
パソコンの中の小さい文字にも 人がいるんだってはじめて思えた
いつも見知らない遠い人から 数知れぬものをもらって生きていた
いつも共にいる間近の人から 計り知れない愛をもらって生きていた
そして僕は何かを思い出す そして僕は何かを思い出す
そして僕は何かを思い出す
「ありがとう」 そんな言葉の意味を 生きている命の重さを
そして僕はまた忘れてゆく もう決して気が付けないほど深く
震災の後でおぎゃーおぎゃー ベイビーうまれてやっちゃったぁ
よしよしおまえはようく育てよ よしよしおまえはよいこでしょう
震災の後でおしりぺんぺん おまえの悪さにかんかんだぁ
ベイビーそいつは冗談きつい 笑ってすませるレベルもきつい
だけど現実はみっともない だけど理想はとても高い
だけど現実はしょーもない だけど理想は無限に高い
だけど現実はとっても低いとっても低い もう決して見えないほど低い
だけど理想はきれいな笑顔
僕は自分ばかり見つめていた 僕は君を見ないでいた
君は僕を見てくれてたんだろうか 君と僕とのあいだにある
みんなと僕らのあいだにある 互いを結ぶ 見えない線が
僕らがいまいる この世界を かたちづくっている
体のあちこち 引っ張り合いながら 僕らはその 線の先で
星空のように 生きている
fu fu fu fu ,,,
震災の後で普通の人以下の 生活に僕は戻っていた
ただ生きているだけの罪悪感が消えると共に 理想も責務も消え果ててていた
努力して追い込んで頑張って「死んだ人の分まで生ききるんだぞ」と
思っていたけどほんとは自分を高く見積もろうとしてただけだったのかもなぁ
自分の後ろめたさがこの非常時にフロー状態になり それが心を開放的にさせたんだ
だから震災が好きなんだ あの時の自分 それが自分にとっての「理想の自分」で
一瞬だったとしてもでもほんとうに願いを込めて生きられた気がした
あの感覚あの感覚 あの感覚に追いすがっていまでもこんな歌をつくってしまう
こんなつくりものの歌に何ができるんだ だけど僕は負けたくないって思ってた
今見てる観客になんかじゃない 僕より頑張ってる あいつにでもない 僕は
震災に負けたくないって思ってたんだ 負けない歌をつくるんだって思ってたんだ
そう思いながらそう思おうとしてしまうことにごめんなさいって思おうとしていた僕は
自分がただのクソ野郎だってことを 認めて終わりにしたくないんだ
テレビの映像観て流れてた 冷たそうな津波に僕ものまれてみた
海水は重く黒く光のない闇の世界で 手をのばしても誰もいないひとりぼっちだった
そうか僕もひとりぼっちだから一緒だね わかるよ気持ちがわかりやしねーよ
どうでもいいからはやく死ねよ お前の歌なんか知らねーよ
だまってそんなこと思ってんじゃねーよ こっちは体がねーんだよ
お前のくだらねえパフォーマンスで誰も騙されやしねえよ 周りの人間全部お前が
自慰するための道具じゃねえんだよ 言い訳じみた祈りささげて気安い書物を読んでテメエは
向こうでヘラヘラ笑ってんじゃねえかよ ミエミエなんだよいいから早く死ねバカヤロウ
灰色になった 部屋の風景は
ツクリモノ達の 死体の色だった
僕もそこに体を並べて 横になってたら
風景から問われたんだ
「あなたは一体これから先 どうするのか?」と
自分の醜さを抱えながら僕は 地団太しながら探している
ほんとうに祈るべきは何なのか 地団太しながら探している
たぶん現実はみっともない だけど理想はとても高い
だけど現実はしょーもない だけど理想は無限に高い
だけど現実はとっても低いとっても低い 無限に低い限りなく低い
だけど理想はきれいな星空
レストランでいつもと違うような 人への応対ができるような気がした
見知らぬ人にも自然に親切にしてもいいような そんな気がした
僕は不安になるようなことも そのときは強さをもてたような気がした
パソコンの中の小さい文字にも 人がいるんだってはじめて思えた
いつも見知らない遠い人から 数知れぬものをもらって生きていた
いつも共にいる間近の人から 計り知れない愛をもらって生きていた
そして僕は何かを思い出す そして僕は何かを思い出す
そして僕は何かを思い出す
「ありがとう」 そんな言葉の意味を 生きている命の重さを
そして僕はまた忘れてゆく もう決して気が付けないほど深く
震災の後でおぎゃーおぎゃー ベイビーうまれてやっちゃったぁ
よしよしおまえはようく育てよ よしよしおまえはよいこでしょう
震災の後でおしりぺんぺん おまえの悪さにかんかんだぁ
ベイビーそいつは冗談きつい 笑ってすませるレベルもきつい
だけど現実はみっともない だけど理想はとても高い
だけど現実はしょーもない だけど理想は無限に高い
だけど現実はとっても低いとっても低い もう決して見えないほど低い
だけど理想はきれいな笑顔
僕は自分ばかり見つめていた 僕は君を見ないでいた
君は僕を見てくれてたんだろうか 君と僕とのあいだにある
みんなと僕らのあいだにある 互いを結ぶ 見えない線が
僕らがいまいる この世界を かたちづくっている
体のあちこち 引っ張り合いながら 僕らはその 線の先で
星空のように 生きている
fu fu fu fu ,,,