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吉村志保さんの歌

3/27/2018

 
吉村志保さん。
千葉で10年以上活動しているミュージシャンなら知っている名前かもしれない。​
最近吉村さんのCD「ハイビスカス」をまた、聞いている。
​
閉じこもらなくちゃ 閉じこもらなくちゃ

​あなたは自由に 飛ばなくていい
あなたが自由に なる必要などない
外に出てみたところで 外に出てみたところで
結局何ひとつ 
できなかったでしょ
しなかったでしょ

「いかないように」
届かない 届かない 届かない 届かない
通じない 通じない 通じない 通じない

​「つぶしてしまいたい」


どうしようもない気持ちのフラストレーションや、
ディスコミュニケーション。
「価値」や「結果」に結びつかない内面性。
そんなものを、表現して受け取れる環境が、
あの頃と比べても、ずっと少なくなってしまったように思う。

いや、たしかに、それまで「暗かった」こと、
マイノリティだったことがらも、シェアしやすい世の中にはなったと思う。
でも、「シェアできない」こと、
自分一人でしかもっていられないことを、そのまま持ち続けるには、
いま、タフでなかったら、きっとなにかに負けてしまう。

​この歌たちを本千葉JAMの野口さんが愛し、応援した気持ちがわかる。
”これは世に出てほしいな”
と思わせるものっていうのは、つまり
「こういうものが世に出てくれたほうが、こういう話が通じやすいほうが、俺は生きやすいよ」
​​そんな風に思わせる世界をもったもの、なんだと思う。


​
たぶん、彼女はずっと前に音楽をやめて、どこかで暮らしている。
いつかまた聞きたいなあ。
いや、それもそれでいいってことなんだろうな。
​
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