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poem 実存

5/4/2017

 
高橋源一郎、失語症。そうだ。そうなんだよね。
「コミュニケートしたい」そうだ。そうだよね。


愛がすぎさってゆく
瞬間を濃く見つめなきゃ
いま とか これ とか
濃く濃く 圧縮!
して、いいかんじで出さなきゃ
あなたに飽きられちゃうからね
恐怖だよ そう考えると
俺は恐怖とおもってんだよ
ね びくっとした?
そんなかんじの神経も刺激しようよ
飽きちゃうからね

えーと 言葉を壁にして使えば使うほど
あれこっちの かんじたことも 出ないような
外に出ないようなきがします
こんなはずじゃおかしいな

表情とか 涙とか 感情
そういうふうにしか出せないけど
それもぎりぎりだね

存在 生身の 次元で 自信がない のか
AIとかが怖いきがしてしかたない
俺は 精神だけでできてるぜー
だから AIでおきかえれるぜー
と いってもまちがいじゃない
みたいな

人の 意識の 重心は
人によって 外 内 それぞれ
このふたつの目でなにをみるか
こころの目 こころをみる

でもみえるのは 俺のこころ
俺のこころだけ
きみのはみえない



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



存在倫理。ただあることだけでもって、その価値。
「俺なんていてもいなくてもいい」とおもっているところの人間の価値。

自殺する直前の人間の価値 と
自殺した直後の人間の価値


人間に、価値があるとかないとか、そこらへんの目つきを、解体しないとな。
あいつらのように、こいつらのように、おれのように、カラスのように
やらしいひきょうな連中が
言辞をついばみ鳴いている

おう おう

おう おう




人生のプログラム
だとぼくたちは解して
いたけれどそれも
限定された時代的な
おもいこみにすぎなかった
これから それもなく
まったくの むきだしの
細胞とひとしい生命体として
銀河鉄道の妄想めざしてすすむ
そこでしあわせなぼくたちの
えいえんの さいわい みつけます
となる
そこで fin. だ
なにしろ 意識 はすばらしい
これをてばなすな
おれのものだ
おれたちのものだ
戦争して
それでもきたえた
つぎの時代に渡した
血がついた言葉を
無意味にさせてたまるか

ああ こんな
うしろむきの
古い 喪失が
もうぼくたちの
妄想状態をあらわしている
お医者さんが
しあわせなまんまで
完璧な治療を
ほどこしてくれる
しあわせなまんま
妄想しつづけられる

生きることはかるい
中身がない
そこにはなにもない




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


『幽霊の復讐』

なんて 言葉にすればいいんだろう
たどり着くべき場所が とても遠くにあるような・・・
きのうまでは 忘れられていた
その遠さと自分の無力さに・・・夜の風が窓の向こうで吹く

幸せにするから 幸せにさせてほしい
見捨てつづけてきた 僕自身のつめたさのせいで
夜の風にあたることもできない・・・

こんな弱くて醜い自分を 受け入れて・・・もっと近くに・・・

道がみえた たどりつけそうだと
思うほどにかならず震えが\寒気がやってくる
明日にすすむのが 怖くなり
昨日にすすむことばかり・・・それがほんとだと思って・・・\嘘じゃない、それがきっと、嘘じゃない

超えなくちゃいけないんだ ああそうなんだきっとそうなんだ
遠いところにあるものだから
僕は体をおきざりにした・・・

幽霊が僕に復讐する・・・
僕の幽霊が僕に・・・


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


つかれた
ただそれだけだ
自意識がすりへり
無意味さにこだわれなくなり
身体が滅んでゆくから
しかたないさ と


『絶対孤立の原則へ』

裏返ってしまうほどの生命の鳴き声をだせ
あらゆることから目をつむり存在することだけで
なにも手にとらないしいらねえし知らねえしの
なにもかもはぎ取った存在になれ
そして精神が右から左に横切った
そのイメージと現実をひっくりかえせ
なにもかもから無視され否定されて
それだから生きられる場所のため

偶然の延長線上にいまも未来もあり
それからひどいことも恵まれたこともあるのなら
これからなんの根拠もなく徘徊して
街と社会を汚してもかまわないだろう
ゆるくできあがったその堅固な家を
うらやむことはあっても建てることはないから
無限にどうでもいいとあなたがたがおもう
なぐさめのための業をやらせて

きれいな きれいな ものを覚えたから
そこで歩く理由ができてしまったんだ
愛する人を必要としたから
愛することをつくろうとしたんだ・・・

ねえねえ 呼びかけると
ねえねえ 答えてくれる・・・


呼びかける人が消え去ったあと
一人が孤立して向かい合わなきゃならない
きれいなものの その誘惑に
向かい合って勝つことをもとめられ

はじめから やりなおすんだ
存在は ほらここにあるんだ
呼びかける声を ただの叫びにして
なにもかもから降りた場所で

ねえねえ もうきかないよ
ねえねえ もういわないよ



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